コラム

[2013/01/07] 第54回 一歩進むために

2013年の目標

「昨年(2012年)を一言で表すとどんな年でしたか?」と質問されたら、「焦り(焦燥感)」と答えます。仕事で環境が大きく変わり、気持ちに余裕が持てず、ささいなことで苛立っていました。

通勤途中の出来事です。横断歩道の白線の外側をうっかり歩いていたら、「横断歩道を渡ってください」と交通誘導員から注意を受けました。数日後、自分と同じく注意された人が、白線の外側を平然と歩いていました。その様子を見て、注意された人への苛立ちを感じました。


なぜ「苛立ち」を感じているか

自分は注意されて見直したのに注意された人が見直さなかったことに対して、「注意されたなら直せよ。」と苛立っていると感じました。「直さない人は、何も考えていないのか?」と思ったときに、ふっと考えが浮かびました。注意される行動と知っているのにもかかわらず、自分は前を歩いている人に流されて行動していました。
つまり、何も考えず漫然と流されていたのは自分であり、他人の行動をまねして注意されることになった自分に苛立っている。

まねすることで追いつこうとした

社会人になり8年が過ぎ、仕事を少しは理解できるようになりました。理解できるようになるにつれ、周りの人の仕事のやり方は一つ一つに意味があり、自分は意味をあまり考えていませんでした。仕事のやり方で劣っている部分が浮き彫りになりました。少しでも劣っている部分を補いたいと焦り、周りの人の仕事のやり方を何でもまねしてしまいました。一つ一つの仕事のやり方を考えるより、たくさんのやり方をまねすることで補おうとしました。結果、一つ一つの仕事のやり方に意味を持ってない中途半端な状態を変えることができず、追いつくどころか離されることになり、余計に焦りました。


焦らずに一つ一つ片付ける

今年は意味を考えずに仕事のやり方をまねすることはしません。一つ一つの仕事のやり方を考え、丁寧に仕事をすることを心がけます。時間が足りなくなる時もありますが、優先順位をつけ、着実に片付けていきます。そして、自分の仕事のやり方を身につけていこうと思います。
また、他人と比較し焦った状態に陥らないためにも、周りの人とコニュニケーションを取り、自分のなかにこもらないようにします。<n.a>


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